欲張るな、捨てろ。〜現実的に達成できる目標のつくり方〜

昨日福岡入りして2日目。ホテルを出て、博多駅前のスタバにいます。

今、チャットとメールで9月のインドツアーの詳細を詰めているのですが、いやはや、やはり何かを成し遂げるというのはエネルギーを食うものです。

 

今回のツアーのプランニングでは、インドに旅慣れたトラベルコンシェルジュの方と連絡をとりあってツアープランや航空券の調整をしているのですが、メンバーのスケジュール、チケットの空き状況、旅で実現したいこと、エトセトラを総合的に調整しながら手配を進めていて、かつメンバーとコンシェルジュの窓口として僕がコミュニケーションをとっているので、それなりに負荷があります。

僕を含むツアーメンバーとコンシェルジュとで共通のチャットグループをつくってそこでコミュニケーションしたほうが明らかに効率的ではあるものの、果たしてそこまで甘えていいものかと悩んだ挙句、やはりその方が全体にとって良いだろうと判断して、今、コンシェルジュさんに共同チャットグループの設立を打診したところです。

これというのはつまり、僕の段取りに不備があったということなのですが、しかし僕自身はそれほど悲観していなくて。これまでのお互いのコミュニケーション効率の悪さの「体感」があってこそ、今はじめて、お互いの時間への敬意が生まれつつあることを感じています。

 

昨夜から今日の午前中にかけてのコミュニケーション密度はかなり濃くて、頻繁にチャットやメールが行き交っています。その速度と量、そして摩擦によって、良いツアーをつくりあげるために必要な「熱」が高まりつつあることを感じます。

ここまでの無駄は必要なものだったと僕は思っていて、だからこそ冒頭の「いやはや、やはり何かを成し遂げるというのはエネルギーを食うものです」につながるのですが。

 

どんなに効率的にものごとを進めようと思っても、あるいはどんなにうまいことやろうとしても、良いモノを創りあげたあとに振り返ってみれば、そこに投じたエネルギー量というのは、結局のところいつも膨大だと思うのです。

段取りの上手い悪いはありつつも、結局、膨大なエネルギーを投下しなければ、良いモノ・納得のいくモノは生まれないのではないかと思っています。

 

そしてだからこそ、手掛けるプロジェクトは厳選する必要があります。

人間の時間とエネルギーは有限で、その有限なエネルギーを投下して作り上げることができるモノの数もまた有限です。なればこそ、「自分は何に対して・誰に対してエネルギーを投下すべきか」という問い、つまりは「どのプロジェクトを手掛けるべきか」という問いに、僕らは繊細であるべきではないかと思うのです。

何に・誰に対してエネルギーを注ぐかで未来は変わってきます。だから、僕らはそこに注目する必要があるわけです。

 

で、この問題を正しく考えるためには「目標」が不可欠です。

自分が今何を目指していて、何を成し遂げようとしているのか、どんなライフスタイルを実現したいのか。そうした判断基準、すなわち目標無くして、エネルギーを注ぐ対象をバシッと選ぶことはできません。

 

ビジネスの指導をしているといつも思うのですが、スピードが遅い人にはこの「目標」がありません。いや、もっと言えば、「正しい目標」が無い。

正しい目標には「偏り」が内包されています。「何を拾い、何を捨てるか宣言している」ということです。諦めるものを決めているということです。

しかし、目標達成がおぼつかない人というのは、決まって「何も捨てていない」のです。言い換えれば「欲張り」だということです。手は2本しか無いのに、3つのものを同時に掴もうとして、そして結局何もつかめない、という表現が適切でしょうか。

 

例えば独立起業を目指しているのに半年たっても全く状況が変わらない人の典型パターンとして、作業時間をとって、睡眠時間もとって、職場の飲みに付き合って上司の機嫌をとって、残業して同僚や先輩からのウケを確保して、家族からも100%応援されて、自分の価値観やポリシーも満足させて、、、というようなことを全て同時に成し遂げようとして、そして結局、数ヶ月たってもブログひとつも立ち上がらないということになっていたりします。

これというのは、つまりは「欲張り過ぎ」なのです。もちろん全てが大団円のままに望む人生を実現できたなら最高ですが、残念ながら、そういったケースはほぼほぼありません。何かを成し遂げられる人は、何かをバシッと捨てています。捨てるものを心に決めてから作業に取りかかっているのです。

 

僕自身も、独立起業を決意した瞬間に、捨てるものを決めました。具体的には、職場、上司、同僚からの信頼です。この判断には痛みもありましたし、もちろん褒められたものでもありませんが、実際に人生は大きく変わりましたし、後悔はありません。職場から見れば僕はろくでなしでしたが、僕は僕の目標を達成できました。

こうしたスタンスに疑問を持つ方もいることは百も承知ですが、「僕らは無力な人間で、すべてを同時に成し遂げられることはできない」という現実は、時にきちんと見据える必要があるのではないでしょうか。

もし現在の自分のスピードに満足が行ってない人は、まずは「捨てるものリスト」を書き出すと良いと思います。痛みを受け入れて、覚悟を決めましょう。

 

そろそろマーチャントクラブセミナーの時間です。今日のテーマは「会員制ビジネス」。コンテンツビジネスで自動化を企んでいる今まさに受けたいセミナーです。では、行ってきます。

 

PS.

昨日、福岡に降り立った時の一枚。

fukuoka

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FROM : 伊藤勘司

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 勘司

練馬区は武蔵関で、セールスコピーライターやプロモーターをしてご飯を食べています。
ゼロからセールスライターを超える長期企画「GIANT STEPS」運営中。

もともとは千葉の鉄鋼会社で生産管理エンジニアをしていましたが、副業で始めたビジネスで独立しました。

好きなものは、静かで落ち着いたところ全般。ソファーのある喫茶店とか鎌倉の報国寺とか、たまりませんね。最近は座禅とか瞑想とかにも興味あり。

苦手なものは、高いビルがある風景とか人混みとか。あと運動全般。「フットサルやろうぜ!」って声を掛けられると、いつも申し訳なさそうな顔をしてやり過ごします。