2014年9月12日時点の、「無料」に対する僕のスタンス

伊藤耀司です。

このところギフトショーの話ばかり書いてて飽きたので、
今日は別の話をしようと思います。

 

ここ二週間ほど、ずーっと悩んでたことがあります。

 

無形サービスの提供者につきものの悩みです。
そしてこの悩みに対する答えのカタチは、たぶん沢山あります。

 

その悩みの名前は「無料」といいます。

 

僕、最近出させて頂いた無料レポートに、
こう書いたんですよ。

「無料の相談には一切応じるな。百害あって一利なし」って。

いやー、我ながらカッコいいですね。
スパッと言いきってて。

このスタンスをずっと貫き通せていたなら、ですけどね。

 

 

※補足 2014.9.20.

話をややこしくして申し訳ないのですが、
ここでいう「無料でのご相談」というのは、
『「無料でやってくれないか」と先方から要求された相談』
という意味にさせてください。

 

僕の側から「無料でやらせて頂けないか」
と先方に打診するケースは
レポートを出す前にも後にも度々ありますが、
それはまた話が別ということを付記させてください。

例えば僕の方から
「良いアイデアがあるから、テストマーケティングさせてもらえないか?」
と打診させて頂くケースは、
僕のアイデアと、先方のテスト媒体や信用の価値交換ということで
無料でコンサルティングサービスを提供させて頂いて然りだと僕は考えています。

また、その他面白そうなことに首を突っ込ませて頂くときも、
無料でのサービス提供を打診させてもらっています。

これらのケースのような、
僕からの提案ベースによる無料提供については、
主体的な価格コントロールの範囲内として、
今回の記事の議論からは除外させてください。

よろしくお願いいたします。

※以上、補足

 

 

レポートに堂々と「無料相談には応じない」と書いたあとも、
実は僕、けっこう、無料でのご相談に応じることがあったんですよ。

 

 

レポートを書いた後、
「やっぱり時には無料での提供も悪くないのでは」という声が頭に浮かんで。
一旦頭に浮かぶと、だんだん迷いも出てきて。

 

「別に金にならなくても、人の役に立ってるんだからいいじゃないか」
「時間が空いてるのだから、無料のサービスをしたっていいじゃない」
「短期的な利益を求めることが、全てではないんじゃ?」
「お金という形ではなくとも、経験という報酬を受け取っているのだから良いのでは」
「無料でのサービス提供を断っていたら、心象が悪くなってお客さんが来ないのでは」

 

そんなこんなで、要求に応じて無料相談に赴くことがあったんです。

 

例えば交流会経由で知り合った方とかに、
「君のサービス内容を知りたい」と1対1の話し合いの場をセッティングされて、話をして。
(ここまでは普通のことなのでOK)

 

そこでマーケティングのアドバイスを求められて無料でアドバイスして。

 

更に後日「知り合いを紹介したい」と呼び出されて、
都内まで出かけて無料で3時間くらいアドバイスして。
お金の話は、交通費すらも一切話題に上らずサヨナラされて。

 

一昨日も、別の方から無料の相談のご依頼が一件来ました。

電話で、「ちょっと知り合いが困ってるんだ。無料で相談に乗ってくれないか?」と。

 

僕、その方にはじめはこう返事したんですよ。

「いや、僕はこれ(マーケティングコンサルティング)を生業にしているから、無料での相談には応じない」
「セッション代〇万円+交通費を出すなら応じる」って。

 

でも、相手にこう言われたんです。
「いや、相手は本当に困っているし、お金が本当にないから、〇万円を求めるのはどうかと思う」
「相手にとって君のサービスの利用は初回だし、君も経験がたまる良い案件になるだろうから(無料でやってくれ)」

 

で、僕、最終的にこう返事しました。
「わかりました、そういうことなら無料で伺います」って。

 

言行の不一致、、、それもカッコ悪いのですが、
今後、どの方向に進んだら良いかわからず、悶々としていました。

  

だから、ここ最近いろんな方に相談したりして、
色んなものの見方を消化して、
そのうえで無料でのサービス提供に対する自分なりの答えを出そうと躍起になっていました。

 

途中途中で何度か結論らしきものが出かけたときもあったんですが、
一度寝て目覚めると「なんか違うな」ということの繰り返しで、
あっちへふらふら、こっちへふらふらしてました。

 

なんていうんですかね、
僕はいま「お金をいただくかどうかの話」をしてるのですが、
でも「お金の話」をしてるわけじゃないんです。

この感覚、記事を読んでくださっているあなたに伝わりますか?

お金の流れって数字以上の気持ちのあらわれそのものだと僕は思っていて、
そういう視点で考えたときに、
無料での提供を強く求める先方の姿勢に、
僕の中で何だかモヤッと引っ掛かるものがあったのです。

 

そんな時、こんな記事を目にしまして。

たとえ相手が友人や知り合いでも、プロに無償で仕事を頼んではいけない「3つの理由」

 

記事を読んで、改めて考えてみて。

で、落ち着くために一回昼寝して。(笑)

で、今目覚めたところなんですが、
なんだか肚がきまった気がしたので、
現時点の自分の考えを記録しておきます。

 

結論:無料の提供はしない。

 

この方針で今後も行きます。

改めて考えた結果、
まず頭に思い浮かんだのは現在のクライアントの方々の顔です。

彼らは、ほとんど実績がゼロの僕の可能性を買ってくれて、評価してくれて、
大金を積んで依頼してくださった方々です。

 

例えば最初のクライアントになってくださった社長さんには
すごく良くしてもらっています。

単なるビジネスパートナーという関係を超えて、
おすすめのビジネス書を貸していただいたり、
僕の勉強になるような会合にご一緒させていただいたり。

めちゃくちゃお世話になっています。

 

僕が先方の要求に従って無料相談に応じるということは、
紳士的に振舞ってくださっている彼らを、多少なりとも裏切ることになると思うんです。
(彼らは器が大きい方々なので、もしかしたらそれほど気にしないかもですが)

だから今後も、無料相談は受け付けない方向性で行きます。

 

僕自身としては、
無料でサービスを提供することで得られるメリットと言うのは、
確かにゼロではありません。

経験を積めるとか、データを得られるとか、実績になるとか、
そりゃあ、それなりにメリットはあります。

しかも、もしかしたら、
その後の本契約に結びつく可能性だってあります。
(その可能性は決して高いとは思えないけど)

 

でも、やっぱり良くないなあ、と。

 

無料相談に応じる時間やエネルギーがあるなら、
既存のクライアントさんの売り上げを
1円でも多く増やすことにエネルギーを注ぎます。

 

(というかこの考え、少し前の自分は自覚していたつもりだったんですが、
いつの間にか忘れていたようです。

改めて、肝に銘じます)

 

とまあ、ご立派なことを言いましたが、
次は僕自身の欲求という観点から、
無料でサービスを提供したくない理由を書いてみます。

 

ビジネスセンスのある方とだけ付き合いたい

 

超・生意気なことを言います。

僕、ビジネスセンスのある方とだけ、
今後ともお付き合いさせて頂きたいと考えています。

 

僕の言うビジネスセンスというのは、
「じょうずに金儲けするスキル」ではありません。
(ビジネスセンスを持っていると結果的にお金持ちになりますが)

 

僕の言うビジネスセンスっていうのは、人間力です。
思いやりとか、想像力とか、共感力とか、そんな感じです。

 

ビジネスって、その人自身がどうしたって出るじゃないですか。
で、優れたビジネスを創れる人って、やっぱり人間的に優れてると思うんですよね。

 

ロジックだけで考えると「そんなわけない」んですが、
この一年間、いろんな起業家の方にお会いした結果、
どうにもそうとしか考えられないんですよね。

 

だから、僕の中では、ビジネスセンスっていうのは
人間力とイコールで結ばれてます。

 

人間力、、、自分で言っておいてなんですが、超あいまいな基準です。

 

でも、要は、なんか好感が持てる人ってことです。
「ああ、この人の役に立ちたい」と自然と思える人です。

 

僕がビジネスをする目的は、
もちろん食っていくためですが、
それ以上に「豊かになること」です。

で、僕のことを知っている人は納得してくれると思うんですが、
僕は金銭的な欲求というのがあまり強くありません。

もちろん食っていくためにお金は必要ですが、
それ以上は別に欲しいとは思いません。

そんな僕にとって「豊か」が何を指すかと言うと、
「自由度」と「人付き合い」です。

 

僕は時間と思考の自由を確保したうえで、
自分が尊敬できる人間とだけ付き合う人生を送りたいと思っています。

 

だから、僕はビジネスセンスのある人とだけ、
今後ともお付き合いさせて頂きたいと考えています。

 

甘い考えかもしれません。
ていうか甘い甘くないで言ったら、確実に甘いです。

この記事を読んでくださっているあなたは、
「そんなんで上手くいくわけないだろ」って思われるかもしれません。

でもまあ、これで上手くいかなかったら、
僕は所詮それまでの人間だったってことです。

出会いは、自身の器で決まると僕は思います。
だから、好ましい人に出会えないとしたら、
僕はその程度の人間だったってことです。

 

こういった記事を書いたことで、
今までお付き合いしてくださった方が離れていくとしても、
それも込みで、自分の器です。

 

そう考えて、今しばらくはこの方針で行きたいと思います。

 

ビジネスセンスのある人は、「無料」を望むか?

 

で、このスタンスで人生を進むことをまず確認したうえで、
自分にこう問いかけてみました。

 

「ビジネスセンスのある人は、無料の提供を求めるだろうか?」

 

・・・多分、求めないと思うんですよね。

 

だって、上の方にリンク貼った記事でも書いてありましたが、
想像力と敬意をちょっと働かせたら、少なくとも堂々とは求めないと思うんですよ。
「無料でやってくれ」って。

その人がスキルを身に着けるまでに要した努力や時間やお金や、、、
そのほか汗とか涙とか血とか感情とかを想像したら、
少なくとも堂々とは要求できないと思うんです。

 

想像力と敬意を忘れない、
尊敬すべき方々は、
無料のサービス提供を求めないと思うのです。

求めたとしても、気配りがどこかしらで現れると思うのです。

 

改めて考えてみると、
無料でのサービス要求っていろいろおかしいんですよ。

「私はあなたのサービスを利用したことがなくてレベルがわからないから、
最初は無料で試させてくれ」っていう要求は、

八百屋さんに行って陳列されたニンジンを指さして
「私はこのニンジンを食べたことがないから味がわからない。
だから最初の一本はタダで食べさせてくれ」ってなもんです。

店側がお試し無料キャンペーンとかをやってるならいいですよ。
だって、自分で「無料で提供します」って言ってるんだから。
それは何も問題はないと思います。

でも、値札が付いている商品を指さしてお客側が要求して良いことではないと思うんですよ。

百歩譲って、無料提供の「打診」はOKだとしても、
「無料で提供するのが当然だと思う」という「強要」はやっぱりNGだと思うのです。

そういう視点で考えると、
無料でのサービス提供を要求する人って、
敬意や想像力が十分とは言えないな、と思えてしまうのです。

 

だからつまり、
(かなり直截的な言い方をしますが)
僕にとって価値ある方の中には、
「無料で堂々とサービスを求める人」ってのは含まれないんですよ。

 

無料でサービスを提供することを
「種をまく」と表現される方がいらっしゃいます。

短期的な利益を求めず、
長期的に良好な関係を築くために、
はじめは無料で提供しよう、と。

 

でも、僕は思うんです。
重要なのは、「どれだけ種をまくか」ではなく、
「どの土地に種をまくか」だと。

種を「愛」と言い換えてもいいかもしれません。

 

僕は自分の人生を豊かにするために、
自分が尊敬できる人間だけを成功させることに集中したいので、
無料でのサービス提供を求める人の相手はしたくないのです。

 

 

「星の商人」という本があります。

その本には、成功に繋がる秘宝として、こう書いてあります。

「他の成功は己の成功」
「成功者にふさわしき者を選べ」

僕は僕のエゴを持って、
尊敬できる人間への価値提供に集中していきたいと思います。

 

しかし、線引きはいつも難しい

 

とはいうものの、「無料提供」の線引きって難しいですよね。

どこまでを言うのかって。

 

こんなとき、便利な言葉があります。

「フィーリング」と「ケースバイケース」

 

この記事では「今後、無料相談には応じない」と結論付けて書いてきたわけですが、
実は本質というのは、表に現れる行動(無料相談の要求)じゃなくて、
「想像と敬意がそこにあるかどうか」だと思うのです。

(上にも書きましたが)そういうのって、お互いのやりとりのノンバーバルな部分に
はっきりと現れると思うのです。

 

だから、結局の線引きはどうするのか、と言う部分については、
僕自身の「フィーリング」に従って「ケースバイケース」で判断して
しばらく進んでいこうと思います。

 

たとえば、僕の尊敬する方々が本気で困窮したなら、
僕はお金とかは一切関係なく手伝います。

だって、彼らを助けることは、
僕の人生の目的に合致するからです。

 

一方で、敬意も想像力も感じられない人に
無料で助けを求められても、
申し訳ありませんが、僕は動きません。

 

これからも、「主体的に」無料でサービスを提供することはガンガンやっていきます。
素晴らしい方の助けになれることは、どんどんしていこうと思います。

ただし、「無料をはじめから堂々と要求」されたなら、僕は断ります。

そういう方々を助けることは、僕の人生の目的には合致しないからです。

 

ハードルが上がりました。

 

「値決めはマーケティング」という言葉があります。
 
僕は、値段設定というのは、
自分が引き寄せたい人を引き寄せるためのものだと理解しています。
 
 今回、「自分はいったいどんな人と仲良くなりたくて、このビジネスをしているのだろう?」
という問いに対して改めて考えた結果、
これまで書いたような結論に落ち着きました。

 

あまりかたくなになり過ぎるのも問題なので、
柔軟性は失わずに行きたいと思いますが、
基本的な方向性はこんな感じで行こうと思います。

 

 

今後は、自身の言葉による「ブーメラン」が怖いですね。

 

僕は今日、ずいぶんとご立派なことを言ったので、
今後は自身の言葉に見合うような人格と分別を身に着けなければならなくなったわけです。

 

実は少し前の自分も、割と平気な顔して知り合いに無料でサービスを
求めてしまったことがあります。

今は反省して、今後そういうことはしないよう気を付けてはいますが。

今後とも精進していく必要がありますね。

 

自身へのハードルを上げた感じで、今日のところは〆たいと思います。

ではでは。

 

 

PS.

最近改めて思うんですが、
やっぱり文章を書く、というのは良いですね。
思考の整理とブラッシュアップに最高の行為です。

それにしても、こんなに正直に歯に衣着せず文章を書いたのは
初めてかもしれません。

追伸に書くのもなんですが、
読んでくださったあなたを不快にさせてしまったなら、
申し訳ないです。

 

PS2.

冒頭にも書きましたが、
サービスのマネタイズのタイミングに普遍的な答えはないと思います。
僕がこの記事で表明したのは、僕自身の現時点のスタンスであって、他の人にこのスタンスを押し付ける気は全くありません。

 

PS3.

今回の記事、公開するか、かなり迷いました。
記事に踏み切った今も、自身のスタンスに全く迷いがないわけではありません。

参考にさせていただきたいので、ご意見ご感想をお待ちしています。

 

 

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FROM : 伊藤勘司

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 勘司

練馬区は武蔵関で、セールスコピーライターやプロモーターをしてご飯を食べています。
ゼロからセールスライターを超える長期企画「GIANT STEPS」運営中。

もともとは千葉の鉄鋼会社で生産管理エンジニアをしていましたが、副業で始めたビジネスで独立しました。

好きなものは、静かで落ち着いたところ全般。ソファーのある喫茶店とか鎌倉の報国寺とか、たまりませんね。最近は座禅とか瞑想とかにも興味あり。

苦手なものは、高いビルがある風景とか人混みとか。あと運動全般。「フットサルやろうぜ!」って声を掛けられると、いつも申し訳なさそうな顔をしてやり過ごします。