セールスコピーライターがクライアントを獲得できないシンプルな理由と、「これからのWEBメディアは”排泄物”であるべき」小論

こんにちは、伊藤です。 

実に半年ぶりのブログ更新です。いちど無精をしてブログ更新を怠ると、「逆 習慣づけ」みたいになって、「ブログ更新をしない自分」というセルフイメージが固定されてしまいますね。この逆習慣が身につくと、ブログ更新をしようとすると謎の抵抗感を覚えるようになります。文章を打っていると、まるでトラウマのように指が震えるのさ…というのはさすがに嘘ですが。
 

ブログの作り方を教えてきました。

 
茶団子

京都からの参加者の方が差し入れてくれた茶団子。超うまかったです。

差し入れの菓子

参加者の差し入れの菓子でデスクが埋まりました。

当日の会場

真面目にワークしました。

先週の土曜日、八丁堀の素敵なコワーキングスペースを貸し切って、丸一日のワードプレスブログ構築ワークショップを開催してきました。半年間もブログ更新を怠ってしまう人間がワードプレスブログを教えるとは…我ながら、面の皮の厚い男ですね。
 
今回のワークショップは単なる「ブログ構築ワークショップ」というわけではありませんでした。僕のメルマガコミュニティは「セールスコピーライターに成る」という目標を目指す共同体ですので、このコミュニティの文脈におけるワードプレスブログとは、一般のそれとは若干 位置づけが変わります。
 

セールスコピーライターの課題

 
セールスコピーライターを目指す人は日に日に増えていますが(もう少し具体的に言うと、「セールスコピーライター」というキーワードの検索ボリュームはこの半年間で実に10倍以上に増加しています…某出版社に感謝ですね)、それに同期して「クライアント獲得」に難儀する「難民」もまた増え続けています。
 
特に、僕のメルマガ読者さんの範囲で言えば、実績ゼロのライターの卵の多くがこの問題にぶち当たっている現実があります。
 
なぜ、セールスコピーライターの初クライアント獲得は困難なのか?
 
その原因は
 

「フロントエンド」の欠如

 
にこそあると、僕はずっと感じていました。
 
フロントエンドというのは、「本命の高額サービスへの導入としての低額サービス」です。例えばドモホルンリンクルにおける無料お試しパッケージがこれにあたります。一般に、高額ウォンツ型サービスというのは、フロントエンド→バックエンドという2STEPマーケティングを取り入れることによってセールスの流れがスムーズになり、キャッシュフローが改善します。
 
ですが、高額ウォンツ型サービスであるセールスコピーライターには、本来あるべきフロントエンドに該当する低単価かつニーズ型(市場に認知されている)サービスが存在しません。だから営業活動の成約率が今ひとつなのです。おおかたのセールスコピーライターの卵は、高額のサービスだけを携えて営業活動に精を出し、そして華々しく散っています。
 
そこで考えた「セールスコピーライターのためのフロントエンドサービス」が、
 

「ワードプレス構築代行サービス」

 
でした。
 
ワードプレスブログの認知度と需要は高いし、受注単価はセールスレターよりも安くて良いし、作業範囲の定義もしやすいし、成果物もわかりやすいし…という仮説を立てた上で、自身で営業活動を展開した結果、このフロントサービスが「売れる」ことが実地で確認できたので、この研究・実践結果をシェアしたのが今回のワークショップなのでした。
 
前置きがかなり長くなりましたが、こんなわけで、今回のワークショップというのは即ち「セールスライターの・セールスライターによる・セールスライターのための」企画だったのです。
 
蓋を開けて驚いたのですが、今回のワークショップは遠方から参加してくださった方が実に多かった!群馬、愛知、三重、京都、佐賀(!)・・・今回のワークショップは「動画のみの購入」という選択肢も設けたにも関わらず、この結果。参加者の高い関心が伺えました。
 
思わず嬉しくなって、当日に思いつきで「ワークショップが終わった後も、有志でファミレスに移って徹夜で作業しましょう!」と呼びかけたところ、5人の侍が集まってくれたのも嬉しかったですね。徹夜で付き合う旨、前もってアナウンスしておけば、もっとたくさんの方にご参加いただけたんでしょうね・・・!次からは予め告知させていただきます。
 
愛知から来た山本くん

深夜のジョナサン。愛知から車を飛ばしてきた山本くんと。

いい笑顔

美肌アプリをあやつる伊藤といい笑顔

真夜中のマロンパフェ

真夜中のマロンパフェ

 

これからの時代のWEBメディア小論

 
で、単なる「ワークショップやりました」という報告に終わってはつまらないので、ここからは少し、僕なりの未来予測の話をします。ワークショップ当日に話したこととはまた少し違う視点から話してみるので、ワークショップメンバーも読んでみてください。
 
これからの時代のWEBメディアについて、ささやかな予測のお話です。
 
※以下、書き手の独断と偏見です。長くて面倒くさい話がつづくので、多忙な方は途中を飛ばして最後の「まとめ」だけお読みください。
 

結論から言います。

 
これからの時代のWEBメディアは”排泄物”であるべきだと僕は考えています。そして、”排泄物”ではないブログは徐々に引力を失っていくと思っています。
 
「排泄物」という表現はちょっと汚い感じもしますが、この単語が一番しっくり来るイメージなので一応マジメに用いています。「排泄物」というのは、その前提として「生命活動」があります。「生命」が「活動」した結果「排泄物」が生まれるのであって、「生命」もしくは「活動」というキーワードのいずれかが欠けると、「排泄物」は生まれません。
 

いったい何を言っているのか?

 
というと、つまりは、これからの時代に生き残るWEBメディアというのは「ライフ・ロギング」しかない・・・別の言い方をすれば、ポリシーや理念(生命)、そして実践の轍(活動)のいずれかひとつでも欠けるWEBメディアは、価値が減じていくのではないか、ということです。
 
WEBメディアの目的とは、言ってしまえば「利益」です。「利益」とは「お金」です。「お金」とは「顧客から選ばれた結果」です。
 
そして、「顧客から選ばれる」ためには、役立つコンテンツを提供して、信頼を勝ち得て、メルアドを登録してもらって、接触頻度を高く保つことが好ましいとされてきました(リストマーケティングの場合)。
 
だからWEBメディアのつくり手は、利益をより多く得るための管理指標として「アクセス数」や「リスト(メールアドレス)数」を設定して、これらの管理指標を最適化するという視点から、検索者の期待に答えるコンテンツを構築してきたわけです。
 
しかし今、
 

「顧客から選ばれる」前提条件が変わりはじめている

 
と(というか既に変わっていると)僕は思います。
 
「選ぶ」・・・つまりは人がお金を払うためには「納得」が大切です。「ここでなくてはならない理由」を人は求めるものです。これまでは「それ」が「役立つこと」だったわけですが、今や世の中には「役立つ」コンテンツがあまりにも増えすぎました。
 
役立つコンテンツが飽和して、刺激として麻痺してきた結果…人は「役に立つ」だけの存在には、もはやお金を払わなくなってきています。
 
だから、メディアへのアクセスを増やしても、あるいはリスト取得数の最大化を追求しても、「選ばれる」こと・・・最終的な利益にはつながりにくくなっているのが、今という時代だと僕は思うのです。
 

では、「何」が指標になってきているのか。

 
僕は、それはわかりやすい表現をすれば「ユニークネス」だと思っています。ユニークネスとは単なる「個性」ではなく、顧客の理想像に「フィット」していることを含む概念です。
 
注意して欲しいのは、これは単に「人柄をおしだせ」とかいうことではありません。人柄を押し出すことはユニークネスの一要素にはなりえますが、人柄をおしだせば即ちユニークネスを満たすわけというわけではありません。
 
これはブランディングの話にもつながります。ブランディングのすべてをここで説明することはできませんし、僕自身 白状すればすべてを理解しているわけではありませんが、あなたがブランドに魅力を感じる時の感覚をイメージしていただければ、なんとなく同意していただけるのではないかと思っています。
 
僕の主張としては、これから人は「ここでなくてはならない存在(=ユニーク)」にこそ、より多くのお金を払うようになると考えているので、つまりWEBメディアはユニークであるべきだと考えています。ユニークネスの重要性は今に始まったことではありませんが、「役立つコンテンツ」が飽和して麻痺してきている時代の要請として「ユニークネスの重要度がより高まってきている」のです。
 
さて、では、
 

ユニークネスを生むためには何が必要なのか

 
というと、それが「思想」(生命)と「リアル」(活動)なのです。
 
ユニークネスという概念はとても抽象的なので、その説明を一言で達成することは難しい…そのためWEBメディアは、「生命活動」の過程をまるごとそのまま観客に観測させることで、そのボリュームと情報量を持ってユニークネスを体感させることが求められているのです。
 
いっとき雨後の筍のように増殖したバズメディアやキュレーションメディアがこれから衰退していくのは誰の目にも明らかですが、その衰退の本質はどこにあるかというと「メディア形態」ではなくて「思想」と「リアル」の欠如にあると僕は捉えています。
 
で、衰退の本質が「形態」にあるわけではないということは、この法則は全てのWEBメディアに適用されるということです。例えば僕のブログのような「(ビジネス)情報発信メディア」もまた同じ淘汰圧に晒されることでしょう。ブログというメディアの数が増えすぎた結果、ユーザーからは高い競争力が求められていて、ではその競争力はどこで図られるのかというと、繰り返しになりますが「思想」(生命)と「リアル」(活動)ということです。
 
だから、WEBメディアは「排泄物」であるべきだし、僕らメディアのつくり手は、真に価値あるコンテンツである「排泄物」を生み続けるために生き続けることが重要なのです。
 

これはしんどいことです。

 
外注で手軽に制作したコンテンツが一切通用しない時代になってきているということですから。つまり、つくり手がホンモノで在り続けなければならないということですから。
 
しかし、ユーザーに選ばれ続けるために、僕らは走り続ける必要があるのです。
 

以上、長くなったのでまとめます。

 
主張:これからのWEBメディアは排泄物であるべきである。
 
主張に至る過程:
・「役立つ」コンテンツが飽和してきており、これまでのメディア設計の前提であった「役立つコンテンツを作れば顧客から選ばれる」という方程式が変わりはじめている。
・これからの時代、人が「納得」して購買する判断基準として、顧客にフィットした「ユニークネス」の引力がますます強くなっていく。ユニークネスを備えたWEBメディアが顧客に選ばれる時代になる。
・ユニークネスは「理念」(生命)と「リアル」(活動)から生まれる。
・生命活動の結果生まれるコンテンツとは、つまりは排泄物である。
・だから、これからのWEBメディアは排泄物であるべきである。
 
 
 
ということで、「これからのWEBメディアは排泄物であるべきである」論でした。
 
「ユニークネスが求められる理由が今ひとつピンとこない」
「ユニークネスって結局なんなんだよ」
「ユニークネスを生み出す具体的方法は?」
 
・・・といったあなたの疑問は百も承知ですが、今日はここまで。(リハビリなので!)
詳しくは、また改めて。
 
ありがとうございました!
 

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FROM : 伊藤勘司

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 勘司

練馬区は武蔵関で、セールスコピーライターやプロモーターをしてご飯を食べています。
ゼロからセールスライターを超える長期企画「GIANT STEPS」運営中。

もともとは千葉の鉄鋼会社で生産管理エンジニアをしていましたが、副業で始めたビジネスで独立しました。

好きなものは、静かで落ち着いたところ全般。ソファーのある喫茶店とか鎌倉の報国寺とか、たまりませんね。最近は座禅とか瞑想とかにも興味あり。

苦手なものは、高いビルがある風景とか人混みとか。あと運動全般。「フットサルやろうぜ!」って声を掛けられると、いつも申し訳なさそうな顔をしてやり過ごします。